パーソナルコンディショニング
痛みと付き合い、走り続ける手助けに
ランニングインフルエンサー・芦野さやかさん
お知らせ
「さやぴ」の愛称で親しまれ、パン屋をめぐりながら走る「パンRUN」をはじめランニングの新たな楽しみ方を届けるランニングインフルエンサーの芦野さやかさんは、ウルトラマラソンなどに挑む生粋のランナーでもある。ただ、走るのが大好きな一方、走る以外のトレーニングや体のケアには一切関心が向かなかったという。転機は数年前。けがを機に自分の体と向き合い始め、うまく痛みと付き合いながら走り続けたいと、リ・バース町田店のパーソナルコンディショニング(パーソナル)も利用した。そんな芦野さんが、パーソナルを通じて気づいたこととは。

北海道出身。アルマーニに勤めていた2015年、会社の先輩の誘いを機に走り始め、同年、初レースとなった宮古島でのハーフマラソンで沿道の声援に感動してランニングのとりこに。大会に出るだけでなく、走る楽しさを広めたいとインスタグラムを中心に情報を発信するとともにパンRUNなどのイベントを企画してきた。昨年5月にフリーになり、「日本一愉快な応援ランナー」として全国で練習会やイベントを開いている。
―――リ・バースでは、どんなサポートを受けたのですか?
ここ2年ぐらい、足底筋膜炎と坐骨神経痛を引きずっていて、主にその改善のためのトレーニングやケアの方法を教わっています。私の場合、体幹の力が抜けやすくて、体がぶれることでほかの部分に負担がかかっていたみたいで、体幹の深部(コア)に刺激を入れるトレーニングや、お尻まわりのストレッチを教えてもらいました。足底がすごく痛かったので、アーチをきちんと整える意味で伸ばし方と緩め方を教えてもらえたのも勉強になりました。
―――これまで、走る以外のトレーニングやケアは意識されていたんですか?
まったく笑。走る以外に興味がなかったし、興味のないことは続けられない性格なので筋トレとかも全然やっていませんでした。それが、2年前に肉離れをしたのを機に坐骨神経痛になって、体のバランスが歪んだことで首にも痛みが出るようになってしまって。身体の1カ所が崩れるとすべてが崩れるというのを体感して、自分の身体に向き合うようになりました。イベントの参加者さんから痛みや故障の悩みを相談されることもあって、私自身が痛みを知ったことでけがをする前より会話の幅が広がった感じがします。そういう意味でも、いい人体実験になっているのかなと思っています笑。
―――治療院にも通っているとのこと。パーソナルとの違いは?
ランニングに特化した治療院で、体の部位や故障の原因について説明を受けるなかで色々学ぶことができています。ただ、原因を教えてもらえても、どう改善したらいいかまでは正直わかりません。なので、並行してパーソナルも受けてみることにしました。治療院で教わった課題をリ・バースのトレーナーさんに伝えて、具体的なアプローチやトレーニングを提案してもらえたので並行するのはすごく良かったと思います。
―――パーソナルを受けてみて感じたこと、気づいたことは?
最初、動作が地味だなと笑。走るのと比べたら動きが小さいし、どこが鍛えられるのかわかりませんでした。でも10、20回と続けるうちにすごく筋肉が疲れてきて。汗をかくような激しい運動じゃないけど、鍛えたいところをしっかり刺激してる感覚がありました。私の場合、体の基礎ができていないからキツイ。だから鍛える意味がある。人ってわかりやすい結果とか、インターバルトレーニングみたいな高強度の練習での達成感を求めがちですが、こういう地味なトレーニングを続けることこそが本当は一番大切です。ジャンプアップはできなくても、ステップアップするために必要だと実感しました。
―――パーソナルを活用することについて、どう思いますか?
人それぞれ体格や体質、走り方、生活スタイルが違うので、一つの答えで同じように鍛えられるわけじゃないですよね。私の身体の特徴や痛みに合わせた情報をもらえるのはパーソナルならではだと思いましたし、「特にこれだけは」と、優先した方がいいエクササイズや意識するポイントを伝えてもらえるのも助かりました。色々教わっても、全部はできないので笑。お金も時間もかかるので簡単にはオススメできませんが、私はその分の価値があると感じました。 一方で、来るだけで満足するのではなく、教わったことを自分のなかに落とし込めるように繰り返さないと効果は出にくいし結果にもつながらないと思います。人って、結果が出ないと嫌になってしまいがちですけど、すぐに結果が出るわけじゃない。もらったものをカタチにするには、コツコツ続けることが一番の近道。振り返ると、積み上げてきたものがあるから今これだけ走ることができている。改めて、原点も思い出しましたね。
―――今後の目標は?
ウルトラマラソン(100km)でサブ9(9時間切り)を達成することです。35分ぐらい縮める必要があるんですけど、フルマラソン(42.195km)に比べたら目指せる域かなあと笑。そのためにも、痛みを悪化させずに練習を続けたいです。毎日走ってると思われやすいのですが、イベントや練習会で週3、4日走るのが基本で、そんなに量は多くないです。走りたい時に走る人なので、マストにすると嫌いになりそうな気がします。私の場合、朝起きて「走りたくない」って思ってそのまま寝てしまう自分も褒めるようにしています。「ちゃんと休めた自分、偉いじゃん」って笑。思うように走れなくてへこむこともあると思いますが、「調子が悪いなかで、これだけ走れたらいいじゃん」って考えてます。次に走るのが楽しくなるように。よい気持ちで今日を終えられるように。そう心がけています。